近年は当事務所でも銀行預金の相続手続きをご依頼いただくことが多くなっています。相続登記とあわせてのご依頼が多いですが、預貯金の相続手続き単独でのご依頼も少なくありません。
また、法定相続情報一覧図の作成と、預貯金の相続手続きをおこなうことも増えています。
そんなわけで、現状でも預貯金の相続手続きをご依頼いただく機会は多いのですが、更なる集客効果を狙って「千葉銀行の相続手続き」というタイトルのページを作ってみました。
これまでも、「銀行預金の相続手続き(解約、払戻し)」のような、預貯金の相続についての案内ページはありましたが、今回は千葉銀行と特定の銀行名を入れてみたわけです。
実際のところ、千葉県松戸市にある当事務所では千葉銀行の相続手続きをご依頼いただくことがよくあります。自分自身は松戸に司法書士事務所を開業するまで千葉銀行の口座は持ってませんでしたが、千葉県内ではやはり「ちばぎん」に口座を持っている方が多いです。
そこで、銀行名入りの相続手続き案内ページ作成の第一弾として千葉銀行を選んだ次第です。まずは、千葉銀行で試してみて集客効果があるようならば、別の銀行(みずほ銀行、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行など)のページも作っていこうというわけです。
ただ、安易な気持ちでページを作成してみたものの、「千葉銀行 相続手続き」でGoogle検索してみると、千葉銀行のページが1位に表示されるのは当然として、司法書士事務所によるページが上位の方に多数表示されることが判明しました。すでに取り組んでいる方にとっては、今さらの話でしょうが。
私がホームページによる集客をはじめた頃は、とりあえずページを作成してキーワードを散りばめておけば集客できるような時代でした。競合となる司法書士事務所のページがごく僅かだったからです。
ところが、現在では思いつく限りのキーワード全てについて、すでに多数の司法書士事務所がページを作成し集客をしているという状況になっています。そんなこと分かっているつもりではいたものの、千葉銀行の相続手続きをターゲットにしたページを作成したことにより現実を思い知らされました。
まずは今回公開したページが「千葉銀行 相続手続き」のGoogle検索でどの程度の位置に表示されるかを注視していこうと思います。この程度のやっつけページではぜんぜん順位が上がらないならば、戦略を練り直す必要があります。
今のところ、「銀行 相続手続き 松戸市」でGoogle検索すると当事務所の「銀行預金(貯金)の相続手続き」が1位に表示されますが、松戸市のような地域名が入らない「千葉銀行 相続手続き」で上位表示される方が難易度が高いはずなので、さてどうなることやら。
同じようなことばかり書いていますが、司法書士事務所がSEOにより集客する難易度は非常に高くなっています。かつては弁護士、税理士、行政書士など他士業に比べて、司法書士のネット集客は簡単だと言われていましたが、そんな時代はすっかり過去のことになっているようです。
昔の話をすれば、相続登記の1語によるGoogle検索で当事務所が10位以内に入っていた頃もありますが、今では100位以内に入るのも難しくなっています。悲しいことに、高島司法書士事務所(千葉県松戸市)がSEOに強かった時代ははるか昔のことになっています。
松戸市、流山市、柏市などの地元においては今でもそれなりの集客力を維持しているものの、全国的にみれば競争力を完全に失っているということです。ここから挽回するのは不可能だと思われるので、何とか地域ナンバーワンであり続けることを目指してもうしばらくは頑張っていきたいと考えております。
ところで、相続登記でGoogle検索してみて気付きましたが、検索結果の最初には「AIによる概要」、「スポンサー」、「関連する質問」が並び、その後にオーガニック検索の結果が3ページ表示されていますが、その後に「動画」が3つ並んでいます。
この動画とは、YouTubeで公開されている動画ですが、司法書士による「相続登記自分でやってみたい!法務省が・・・」というようなタイトルの動画が41万回も視聴されているようです。それだけ視聴してもらえる動画を作成するのは難しいことだと思いますが、ウェブページのSEOとは違う集客方法として取り組んでみる価値はあるのかもしれません。
ちなみに、私はYouTube動画の作成は絶対にやらないのでご安心ください(誰も心配していないでしょうが)。
(追記)先ほどページを公開し Google Search Console でインデックス登録をリクエストしたばかりなのですが、「千葉銀行の相続手続き」でGoogle検索結果の2ページ目に表示されていました。ただし、「の」を入れない「千葉銀行 相続手続き」では全然駄目なので、これからどうなるか、少しだけ期待しながら見守りたいと思います。