3回目となる新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発出されることとなりました。期間は25日から5月11日までの予定ですが、今後の感染状況によっては延長もあるようです。

当事務所は千葉県松戸市にあるので、緊急事態宣言の対象では無いものの、4月20日から「まん延防止等重点措置」の対象地域になっています。

ネット経由でのご依頼が売上の大部分を占める当事務所にとっては、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による外出自粛は、売上の減少に直結する可能性が高いです。

2回目の緊急事態宣言期間中に書いた記事(2021年もネットによる集客は可能なのか)でも、「1月半ばから増加傾向だった新規お問い合わせが、2月に入ってからぱったりと止まったような感じです」と書いています。

実際の売上を集計してみたところ、1,2月の売上は平常時の7,8割程度に落ち込んでいます。その後、3月に入ると売上が急激に回復して平常時を上回り、そのまま現在に至るような状況だったのですが、4月下旬に入って再び新規お問い合わせの件数が減少しているように感じます。

そもそも、当事務所の規模では、新規お問い合わせはどんなに多くとも1日に5件程度ですし、実際のご相談予約につながるのはその半分も無いのが通常です。また、普段からお問い合わせ件数に波はありますから、新型コロナとの影響とは関係なしに、数日にわたり全く新規お問い合わせが入らないようなときもあります。

よって、ここのところ新規お問い合わせが減っているといっても、それが新型コロナウイルスの影響であるかははっきりしませんし、ただ単に当事務所が選ばれなくなって、他の司法書士事務所へ相談者が流れているだけかもしれません。

ただ、当事務所の場合には、ネット集客のみを頼りにして曲がりなりにも開業から20年目を迎えられているわけですから、今を耐えればまた集客は回復するに違いないとの希望を持ち続けることはできます。

実際、新型コロナとは関係なく、このままだと本当にまずいかもしれないと思ったことは1度や2度ではありません。それでも、集客に注力する分野を徐々に変えていきながら、何とか今まで事務所を維持し続けることができているのです。

これまでに何度も書いているかとは思いますが、ネットによる集客のよいところはGoogle Analyticsや、Google Search Consoleなどを利用することにより、ウェブサイトの状況等を確認できることです。

私の場合、AnalyticsやSearch Console をたいして活用しているわけではありませんが、ウェブサイトへのアクセス数を確認するだけでも精神安定の材料になります。

誰もサイトを見ていないなら今後も絶望的ですが、アクセス数は減っていないならば、またそのうちお問い合わせも入るようになるだろうと思えるわけです(反対にいえば、サイトへのアクセスが急減しているとすれば、何とか手を打たないと今後も危ういということが分かります)。

ちなみに、当事務所運営サイトに関しては、地道な更新を続けている成果だと思われますが、SEO面ではなかなか好調な状況が続いています。

「司法書士 松戸」とか、「相続登記 松戸」、「相続放棄 松戸」などのキーワードでは、安定して上位を維持していますし、放置気味だった「相続手続きの相談室」が「相続 松戸」で1位になったりしています。

一時期は当事務所運営サイトを上回り、順位が急上昇していたサイトもいつの間にか下落していたりして、とにかく継続し続けることこそがSEO対策なのだと実感しています。

いったんは順位で負けたとしても、地道な更新を続ければきっとまた逆転できるはずです(もちろん、そのためには正しい知識を持って、正しい方向に向かっていく必要はあるのですが)。

新規のご相談やご依頼が入らず時間に余裕のあるときこそが、集中的にサイト更新をおこなうチャンスです。私自身、改めてそのような意識を持って、今のこの時期を過ごしていきたいと考えております。