何となく読んでいたメルマガに書かれていた話です。

なかなか集客できずに困っていたある教室のホームページに、「テキストや見出しに『足立・北千住のピアノ教室』と入れてみてください」とアドバイスしたところ、これまではホームページから申込みが全くなかったのが1年で10名も申込みがあったとのことでした。

もとの記事では、「足立・北千住」ではなく、23区内のある区の名前と、そこにある地名になっていました。また、ピアノ教室ではなく、他のお稽古事の教室名です。

今どきそんな簡単にうまく行くとは思えませんが、SEOでは検索キーワードを意識してコンテンツ作成をするのが大切であることはたしかです。ユーザーが検索しそうなキーワードをうまく使うことで、検索に引っかかるようになり訪問客が増えると。

上記のアドバイスにはテキストや見出しとありますが、さらに大切なのは記事タイトルです。

そこで、私もアドバイスに従ってみたのが今回の記事タイトルです。当事務所は千葉県松戸市にあるので、「千葉・松戸の司法書士事務所」としてみました。

千葉県松戸市の高島司法書士事務所や、松戸の高島司法書士事務所という表記はよく使用していますが、「千葉・松戸の高島司法書士事務所」というような地名を中点でつなげる書き方ははじめてです。これで違いがあるとは思えませんが、ものは試しです。

そもそも、検索して欲しい(上位表示されて欲しい)キーワードを記事タイトルに含めるというのはSEOの基本ではあるものの、それだけで簡単に上位表示されたのは10年も前の話です。

かつては、たしかに記事タイトルの付け方によって簡単に順位が変わったりもしました。タイトルはできるだけ短く、そして、重要なキーワードはできるだけ前にというのが鉄則です。

したがって、「司法書士 松戸」で上位表示されたいならば、「松戸の司法書士」みたいなタイトルが最強ということになるわけです。

ただし、このような極端なやり方が通用したのはほんの一時期のことであり、今ではある程度は自然なタイトルにした方がよいでしょうし、そもそも記事タイトルにこだわってもあまり意味がなくなっていると思われます。

どうすれば上位表示されるのか

それならば、どうしたら上位表示されるのかということについて、私に出来る新たなアドバイスはとくにありません。今までこのブログに書いてきたことが全てです。

私が運営しているサイトについても、検索順位の下落、アクセス数の減少が深刻な状況となっています。

根拠のない想像に過ぎませんが、アクセス数の多い(検索順位の上位に表示される)サイトと、そうでないサイトの格差が一気に拡大してているように感じます。

たとえば、駄目なサイトについては、いくら記事を書いてもGoogleにインデックスされない(または、1度はインデックスされてもすぐに消えてしまう)ような状況です。

ページがインデックスされなければ、検索にも全く引っかからないわけですから、検索経由でのアクセスは0となります。

それでは、どんなサイトなら評価されるのかと聞かれると、「私にも分からない」としか言いようがありません。実際、私が運営するサイトでも、極端なアクセス数減少に見舞われているわけです。

そこで、前回の記事にも書いたとおり、現在最も有効なやり方は「強いサイトをもっと強くする」ことだと思うに至ったわけです。1つしかサイトを運営していない場合には意味のないお話しですが、だからといって無駄な努力を続けても仕方ありません。

駄目なサイトにいくら力を注いでも、望んだような結果が得られる可能性は高くないと思われるので、1つのサイトに固執せず新たにサイトを立ち上げてみるの1つの方法かもしれません。

後は、自力でのSEOは諦めて、SEO対策会社などに依頼することも考えられるでしょうが、どのくらい費用がかかるかも実際に効果が出るのかも私には分かりません。

ただ、業者に頼んでいるのだろうと思われるサイトが上位に表示されているのも事実であり、悩ましいところではあります。

それが無理だというならば、SEOによる集客は諦めてGoogle広告などのPPC広告を利用する方法もあるでしょう。こちらも、実際に集客に繋がるまでにはかなりの広告費用を覚悟する必要があるでしょうし、知識のないままに手を出すのは危険かもしれませんが。

ウェブサイトからの集客は本当にできるのか

現在でも当事務所へは毎日複数の新規お問い合わせが入っています。まれに1件もお問い合わせが入らない日もありますが、平日はだいたい何件かの新規お問い合わせが入るのが通常です。

ただし、新規お問い合わせのうち実際のご相談予約に繋がるのは半分以下ですし、これから新規開業する司法書士事務所がウェブサイト経由のご相談で事務所経営をしようとするのはかなり難しいように思います。

当事務所が多数のお問い合わせを得られているのは、10年以上もウェブサイトの運営をおこなってきたことにより、SEO面で非常に強いウェブサイトを複数保有しているからです。

ホームページ作成はSEO対策の会社に依頼すれば短期間で強いウェブサイトが出来るかもしれませんが、費用がいくらかかるか分かりませんし、それで実際にうまく行くかも分かりません。

ウェブサイトによる集客は再現性が低いものです。1度集客に成功したからといって、それを別のサイトで再現するのは困難です。

そういう意味からすれば、私が書いていることにも全く説得力がないことになりますが、ウェブサイトによる集客が難しいことについては身に染みて知っているつもりです。

話が逸れましたが、これから司法書士が新たにウェブサイトによる集客をするのは、ラーメン激戦区で新たにラーメン屋を始めるようなものでしょう。

偶然も開業場所の選択に成功し、ウェブサイト作りもうまく行くなどすれば何とかなるでしょうが、何にせよ完全なるレッドオーシャンの状況にあるわけです。

思いつくままにいろいろ書いてしまいましたが、ウェブサイトからの集客を継続的におこなうのは難しいと今になってあらためて思っている次第です。

そんなわけで、最後に再び千葉・松戸の司法書士事務所とのキーワードを置いておきますが、これで上位表示されたら苦労しないのであり。