記事タイトルは「司法書士+松戸など地域名を入れた検索順位が1位になるには」としていますが、当ブログドメイン(shihou-shoshi.com)の検索順位が下落しています。

2015年の1月にドメインを取得し、同年7月頃からはずっと2,3位に位置していました。2017年4月頃から順位が動き出し、今も変動が続いているところですが、現在の順位は5位となっています。

千葉司法書士会による会員名簿のページが上位に来たのは仕方ないとしても、今まで上位では見かけたことがなかった司法書士事務所によるウェブサイトにまで抜かれてしまったのは軽いショックです。

松戸市内の司法書士事務所の後塵を拝したというのに、なぜ「軽い」ショックなのかといえば、その理由は2つほどあります。

まず1つ目は、現在の検索順位は長く続かないと予想できること。当ウェブサイトより上位に表示されるようになった司法書士事務所のウェブサイトを確認してみると、Googleにインデックスされているページ数が10しかありません。

たった10ページのウェブサイトがこれほど上位表示されている理由はただ1つしか考えられません。それは、SEO対策業者などによる有料リンクを購入したということです。これほど急激に順位を上げてきたのは、かなりの料金を払っていると想像します。

松戸の司法書士事務所のものでも、急激に順位を上げてきたウェブサイトは今までにもいくつかありますが、それほど時間が経たないうちに下落していくケースが多いです。SEO対策業者にお金を払うのを止めれば、順位が急落するのは当然として、同じ料金を支払い続けても順位を維持し続けるのは難しいのかもしれません。

そして、次の理由は「ページ数が10しか無い」という事実そのものです。たとえば、SEO対策業者にお金を払って「司法書士 松戸」とか、「司法書士 松戸市」といったキーワードで検索順位を上げてもらったとしても、それ以外のキーワードで検索された場合の順位は上がりません。

「相続登記 松戸」とか、「会社設立 松戸」とか別のキーワードについては、SEO対策業者による有料リンクは効果を発揮しないのです。それだって、「司法書士 松戸」で上位表示されれば十分だろうと考えるかもしれませんが、そういうわけにはいきません。

「司法書士 松戸」で1位になったとすればまだしも、2位以下ではたいしたアクセスは見込めません。1位のサイトがちゃんとしていれば、わざわざ2位のサイトなど見ないという人も多いのです。

さらには、そもそもの問題として「司法書士 松戸」とか、「司法書士 松戸市」といった検索キーワードでウェブサイトを訪れる人などごく一部だということです。

インターネット利用者は様々なキーワードを利用して検索をおこないます。誰もがインターネットの利用に習熟しているわけではありませんから、どのようなキーワードで検索されるかを事前に推測して、そのキーワードで適確にSEO対策をおこなうなどというようなやり方は難しいです。

それではどうすればよいかといえば、自分のウェブサイト上にあるコンテンツを充実させることです。たとえば、このドメイン(shihou-shoshi.com)にあるページはGoogleに約500ほどインデックスされています。多数のページが存在することで、そのどれかが検索結果に表示される可能性が高まりますから、ウェブサイトへの訪問者も増えるのです。

SEO対策業者などの有料リンクを購入することの効果については何ともいえません。(存在するのかは分かりませんが)信頼できる業者を使うのであれば検索順位は上昇するかもしれませんが、かなりの料金がかかるはずですし、対策をおこなったキーワードでしか上位表示されないのは先述の通りです。

しかし、そんなサービスにお金を払い続けるよりも、長期的な効果を得るためには自社ウェブサイトのコンテンツを充実させていくことが必須でしょう。それでは、コンテンツを充実されるにはどうしたらよいかといえば、自分で記事を書いていくしかありません。

それなりの規模の企業であれば、ウェブマーケティングを専門におこなう人材を置けるかもしれませんが、個人でやっている司法書士事務所では困難でしょう。司法書士事務所のウェブサイトでもスタッフがブログ記事を書いているような例も見かけますが、それで成功を収めている例は知りません。

司法書士業務の知識が最も豊富で、文章力も最もあるはずの司法書士本人が、精魂を込めて書く記事だからこそ読む人の役に立つものになるのです。そしてそういう記事が多くのアクセスを集め、Googleからも評価されるものとなるわけです。

そう考えると、業務の片手間に無理やり書かせたスタッフブログでは意味のないことがお分かりいただけることでしょう。モチベーションの低い状態でのやっつけ記事が、司法書士本人が本気で書いた文章を超えることは無いはずだからです。

結局、司法書士事務所がウェブサイトによるマーケティングをおこない、集客をしたいと本気で思うならば、司法書士自身が本気で取り組まねばなりません。ウェブサイトの実力からすれば、今回の順位変動は納得のいかないところです。また、Googleの検索アルゴリズムが正常に進化しているかも疑問です。

しかし、地道な取り組みが地域一番のウェブサイト作りにつながるのだと信じて、これからも努力していこうと考えています。いつかこのウェブサイトが松戸の司法書士事務所で圧倒的な一番になるときまで。