前回の投稿(Googleコアアップデートの影響(2025年3月))で書いた、コアアップデートの影響が今になって出てきたのかどうかは不明ですが、当事務所ウェブサイトの検索順位が変動しています。

まずは、順位が下落しているサイト。現在の当事務所メインサイトである、松戸市の高島司法書士事務所(松戸駅徒歩1分)については、順位が下落していることを本日確認しました。

下記それぞれのキーワードについての、本日現在の検索順位は次の通り。
・司法書士 松戸 3位
・松戸 司法書士 3位
・司法書士 松戸市 5位
・松戸市 司法書士 4位

大幅な下落ではないものの、上記全てについて「松戸市内の司法書士事務所で2番目の位置に下落」してしまったのが大問題です。

一方では、順位が上昇しているサイトもあります。当事務所の旧メインサイトである、高島司法書士事務所(千葉県松戸市)については、順位が上昇傾向にあることを本日確認しています。

下記それぞれのキーワードについての、本日現在の検索順位は次の通り。
・司法書士 松戸 6位
・松戸 司法書士 6位
・司法書士 松戸市 7位
・松戸市 司法書士 7位

一時は検索結果の1ページ目から転落していたこともありましたが、再び上位に戻りつつあるようです。

かつてはこのサイトが松戸市内の司法書士事務所で最上位をずっと維持していました。それが、突然の順位下落に見舞われてしまったものの、現在のメインサイトが順位を上げたことにより「松戸市内の司法書士事務所で最上位の位置を奪還」できていたのです。

2つのサイトを並行して運用し続けているのは、最初から補完し合うことを狙っていたわけではありません。新たなサイトを立ち上げた時点では、数年後には新サイトへの移行を完了させることで、旧サイトは役割を終えて閉鎖へ向かうというようなイメージでした。

ところが、何年が経過しても旧サイトの方が強い状況が続いていたため、方針転換して旧サイトのアップデートも継続することとしたのです。その結果として、どちらかの順位が下落した場合でも、もう1つが順位を維持できていることにより、「松戸市内で当事務所のウェブサイトはいつも強い」ような状況を作ることに成功しています。

司法書士事務所に限らず多くのウェブサイトにとって、5年とか10年といった長期間でみれば、予期せぬ順位変動はどうしても避けられないと思います。強いサイトであり続けるよう、ページの更新や追加をおこなっていても、検索上位をキープし続けるのは難しいものです。

SEOによる集客では、検索順位の下落はそのまま売上の低下に直結するので、1つのサイトだけに頼った集客は非常に危険です。そうはいっても、複数のサイトを作成するのは大変ですし、これから2つ目のサイトを作ったとしても、検索上位に出てくるサイトに育てるのは至難の業かもしれません。

さらにいえば、これからGoogle検索順位を指標としたSEO対策に力を入れていくのが正しいのかもわかりません。2025年5月10日の日経電子版に次のような記事が掲載されていました。

Google、揺らぐ25年間のネット支配 「AIシフト」脅威に現実味
米グーグルが転換点を迎えている。2000年以降、検索エンジンを中心に世界のネット空間を支配してきたが、ライバルの人工知能(AI)技術に取って代わられる可能性が強まる。2つの独占禁止訴訟で企業分割を迫られているのは、イノベーション(革新)の優位を失いつつあることと無関係ではない。

それなら、司法書士事務所がネット集客をしていくためにはどうしたらよいのか。現時点では誰にも分からないはずですが、私がやってきたようなSEO対策で集客していける時代は、急速に終わりを迎える可能性が高いでしょう。私個人としては、今のやり方で2030年くらいまで集客を続けられれば充分かと思っていましたが、もっと急激に時代は変わっていくのかもしれません。

ただ、さらに個人的なお話を付け加えれば、年齢は50代後半を迎えつつあるものの、「テクノロジーの進化へ全く追いついていけなくなった」というような実感はとくにないので、次のネット集客の時代も何とか追いかけていきたいと思っております。あくまでも時代がいつ大きく変わるかにもよるわけですが。

2025年5月の現在、大阪万博では空飛ぶクルマ(というより、人を1人乗せて少し浮かび上がれるだけのドローン?)のデモ飛行は当面運行中止らしい。自動運転車やAIも期待していたほどの進化は見られず(AIの場合、本当に進化したときには、私の仕事など消滅しているのかもしれませんが)。