Google検索順位が大きく変動しているようです。全体的に大きく変動しているのか、私のパソコンで検索した場合のみの現象なのかは不明ですが、検索する度に結果表示が異なるような状況となっています。

たとえば、「相続登記 松戸市」で検索すると、下のスクリーンショット画面のように当事務所ウェブサイトの相続登記のページが1位になるときもあれば、再度検索すると当該ページが検索結果から消えていたりもします。

このページは「相続登記 松戸市」や「相続登記 松戸」などのキーワード検索では圧倒的に強かったページなので、一時的にではあっても検索結果から消えてしまうのは心配なことです。

さらに、当事務所に関連するキーワードでは、「司法書士 松戸」や「司法書士 松戸市」でも順位が変動しています。

今のところ、当事務所ウェブサイトが1位であることに変わりはないものの、1ページ目の下位の方では変動がみられます。今までは10位以内にずっと入っていた松戸市内の司法書事務所によるウェブサイトが下落し、別の事務所によるサイトが10位以内に上昇していたりもします。

そもそもの話として、Google検索で1ページ目の下の方に表示されたとしても、集客効果は微々たるものだと思われます。今まで7位だったのが2ページ目になってもたいして変わりはないということです。

それでも、ウェブサイトのSEO対策に力を入れた結果として、Google検索結果の1ページ目をキープし続けることができ、さらに上を目指せるかと思っていたのが、突然2ページ目に落ちてしまったとすればショックは大きいでしょう。

私の場合、10年以上の長期に渡ってひたすらGoogle検索順位を注視し続けています。同じようなことをしている司法書士はそれほど多くないと思われますが、SEOによる集客をしようとするなら検索順位の定期的な確認は必須だと考えます。

検索順位は頑張れば上昇するとは限らないものの、意識せずに放っておけば下落する可能性が高いです。法務局とか市役所のページであれば何もせずとも上位表示されますが、個人が運営する司法書士事務所のサイトなどでは、対策し続けなければ順位は下落します。

SEO対策に成功し続けているウェブサイトを除いては、そもそも順位が上がらなかったり、1度は上がったもののすぐに下落してしまったことで、SEOによる集客を諦めてしまっているのが殆どだと思われます。1年頑張って全然駄目だったとすれば諦めしまうのも仕方ありませんが、上手くいっているサイトはその何年も前からずっと頑張っています。

そうはいっても、もう1年頑張れば順位が上がり集客できるようになるかは分かりません。すでに成功しているサイトは正しい方法で長期に渡りSEO対策に取り組んでいるはずだからです。間違った方法であと1年頑張ってもやっぱり駄目かもしれません。

ブログを作って記事を100個も書けば、まず間違いなく順位が上がっていた時代もあります。少なくとも、司法書士自身が専門知識を駆使して記事を書いたとすれば、Google検索順位を挙げるのは今よりはるかに簡単でした。

千葉県松戸市は人口約50万人で、法務局の支局、地方(家庭)裁判所の支部があるそれなりに大きな街です。この規模の街では、新規に公開したサイトが「司法書士 松戸市」のようなキーワードで検索1ページ目に入るのは至難の業です。

この数年間にわたり私が観察している範囲では、それなりの大金をかけて作成したであろう司法書士法人のサイトが1ページ目の中盤から後半あたりをうろうろしている程度です。後は、新規公開サイトで1ページ目に定着しているものはありません。

このブログでは同じようなことを何度も書いていますが、予算をあまりかけられない司法書士新規開業者が、自力のSEO対策によりホームページからの集客に成功するのは、現在ではほぼ不可能になっていると考えます。

月に数件の問合せでも満足であったり、ほとんど司法書士がいない場所で開業するとか、そもそも高度なSEOのスキルを持っているとかいうのは別として、「新規開業するにあたりホームページを作成すればとりあえず食えるかな」というような考えでは無理だろうということです。

厳しい言い方になりますがそれが現実です。私自身もSEOのみでどこまでやっていけるか不安に感じています。ただ経験が長いだけの年寄りには負けないと思うなら、やってみる価値はもちろんあるでしょうが。

(2022/08/10 追記)
昨日、当事務所運営サイトの検索順位が大きく変動していたのは、Googleの検索機能(?)に障害が起きていたことに関係するのかもしれません。

Googleの障害については、グーグルなど検索機能に障害か 報告相次ぐ ヤフー「すでに収束」(livedoorニュース)などの報道がなされています。

また、このGoogleの不調、海外のデータセンターでの爆発が原因だったとの、SEOの専門家によるTweetもありました。

今日になって再度確認してみると、検索順位が大きく変動していたのは昨日の一時期のみであり、現在はもとの状態に戻っているようです。当事務所運営サイトにとっては、相続登記のページが検索結果から消えるなど大きな影響があったので焦りましたが、とりあえずは一安心です。

それでも、現在のSEOによる集客はGoogle検索がほぼ全ての状況ですので、順位変動(下落)が生じた際の影響の大きさをあらためて痛感するきっかけとなりました。