2020年4月に入った現在も、新型コロナウイルスの感染拡大は続いています。東京オリンピックの延期が3月24日に発表されてからは、東京都内における感染者数が連日のように最高記録を更新しています。このような状況下にあっても、今のところ法務局や裁判所は通常どおりに業務を行っていますから、司法書士事務所としても通常営業を継続するかありません。

当事務所では、4月第1週の今週もそれなりに忙しい状況が続いており、ほぼ毎日数件の来客があるものの、新規お問い合わせは明らかに減少しています。普段からお問い合わせ件数には増減があり、1日に5件を超えるようなときもあれば、ぱたっとお問い合わせが止まるときもあります。

よって、今週に入ってお問い合わせが少ないとしても、それが直ちに新型コロナウイルス感染拡大の影響だとは断定できませんが、緊急事態宣言が出るとか、東京がロックダウンされるなどという噂が飛び交う中で、司法書士事務所へ新たに相談に行こうと考える方はやはり少ないでしょう。

また、当事務所運営サイトへのアクセス数についても、3月下旬あたりからだいぶ減少しているように感じられます。こちらも新型コロナウイルスの影響だとは断定できないものの、とくに今週に入ってからは、複数のサイトについてアクセス数が明らかに少なくなっています。

このままの状況が続くと、来週あたりからは新規のご相談がほとんど入らなくなる状況も予想されます。来客が無ければ当事務所内で新型コロナウイルスに感染する危険性も減るわけですし、いっそのことご新規相談の受付を停止してしまうことも考えられますが、現状ではそこまで踏み切れていません。

当事務所の場合、ネットによる集客のみで2002年から営業しているわけなので、今は新規お問い合わせが減少したとしても、新型コロナウイルスの感染が終息に向かえば元に戻るだろうということは予想できます。さらに、経費もあまりかからない司法書士事務所ですから、しばらくは開店休業状態になったとしても、経済面で致命的なダメージを受けることはありません。

そうであれば、現時点での集客に力を入れるよりも、その先を見越してのサイト更新などに励むのが得策にも思えます。相続法や債権法の改正にもほとんど対応できていませんし。しかし、実際のところは日々のニュースを見る度に浮き足立ってばかりで、最低限の業務をこなすことしか出来ていない状況です。

それでも、長く見てもこの1ヶ月のうちに、日本の今後の状況がハッキリ見えてくることでしょう。他国と比べて奇跡的に感染者数が少ないまま持ちこたえるのか、やはり今後は爆発的に感染が拡大してしまうのか。

ウェブサイトのSEO対策を少しでも継続しなければならないと考えてブログの更新をすることにしましたが、やはり現時点で前向きなことを書くのは難しいです。いつかまた普通の日々が戻ることを願って、そのときまで耐えていくしかありません。