タイトルの付け方がおかしくなってしまいましたが、千葉司法書士会のウェブサイトはSEO対策など一切していないはずなのに、会員名簿のページがGoogle検索の上位に表示されています。

会員名簿 | 千葉司法書士会

chiba.shihoshoshikai.or.jp/mms/db04.cgi?city=松戸市

たとえば、松戸市の場合だと検索ワードそれぞれの順位は次のようになっています。なお、最近のGoogleは同じ日に検索しても頻繁に順位が変動するので、本日(2017/10/10)に何度か検索してみたうちの最上位を採用しました。

・司法書士 松戸 3位
・司法書士 松戸市 2位
・松戸 司法書士 3位
・松戸市 司法書士 2位

司法書士会のウェブサイトは、SEO対策などしなくとも自然に被リンクが得られるはずですから検索順位が高くとも当然だとは言えます。

しかしながら、千葉県以外はどうなのかと思い検索してみると、「司法書士 葛飾区」では東京司法書士会による「城北支部(足立区・葛飾区) – 東京司法書士会」のページが23位、「司法書士 足立区」では24位でした。他にも埼玉県や神奈川県の各市で検索してみても、千葉県の場合ほどに軒並み上位表示されるという感じではありません。

このような結果を知ることにより、自分のサイトのSEOにどう役立てるのかは分かりませんが、ご自身の事務所所在地の状況を調べてみると何か見えてくるものがあるかもしれません。千葉県の場合には、松戸市以外についても検索してみると面白い結果が得られました。

まず、「司法書士 柏市」、「司法書士 市川市」など、千葉司法書士会の会員名簿が1位の市があります。そして、船橋市、鎌ケ谷市、流山市、野田市などでは2位でしたが、習志野市4位、我孫子市5位などもっと低いところもあるのです。

これは何を表しているかといえば、その市にある司法書士事務所ウェブサイトの相対的な強さです。千葉司法書士会「会員名簿」のページの強さを一定だとすると、それを上回る司法書士事務所のウェブサイトが存在するかを知ることができるわけです。絶対的な評価とはいえないものの、何となく傾向はわかる気がします。

松戸市については、下記の当事務所(旧)メインサイトが全て1位なのですが、それ以外の司法書士事務所ウェブサイトについては、千葉司法書士会会員名簿のページと抜きつ抜かれつといった状況です。

www.office-takashima.com/

千葉県でも例外なのは県庁所在地である千葉市で、「司法書士 千葉市」では4位までを千葉司法書士会によるページが独占しています。都道府県の名前と、県庁所在地等のある市の名前が同じである場合、たとえば、「司法書士 大阪市」では5位までが大阪司法書士会のページとなっています。

東京都の場合でも「司法書士 東京」、「司法書士 東京都」などでは、司法書士事務所のウェブサイトが3位以内に入るのも困難だと思われます。このように司法書士事務所ウェブサイトが1位を獲得するのがほぼ不可能である場合には、司法書士プラス地域名による上位表示に固執せずにSEO対策をおこなうキーワードを設定すべきでしょう。

「司法書士 松戸」など特定のキーワードによる検索順位を、私と同じくらい長年に渡って追い続けている人はなかなかいないはずです。検索順位を調べたからといって上位表示されるわけではありませんが、ひたすら順位を眺め続けていると何か見えてくるものもあるかもしれません。

話が抽象的すぎて何が言いたいのか分からない記事になってしまいましたが、私が確認している限りでも「司法書士 松戸」で2014年3月から1位を維持し続けていられるのは、こんなことをやり続ける努力と執念の賜だと思っている次第です。