当事務所では複数のウェブサイトを運営していますが、そのうちの一つである「相続登記の相談室」をリニューアルしました。

今回は、ウェブサイトの更新方法と、今後のSEO対策の狙いなどについて書いてみたいと思います。

ウェブサイトのリニューアル(目次)
1.WordPressテーマの変更
2.今後のSEO対策の狙い
3.1つのサイトに注力するSEO対策は危険
4.相続登記で検索上位を再び目指します

1.WordPressテーマの変更

上記サイト(相続登記の相談室)は従来からWordPressにより作成しており、今回のリニューアルはWordPressテーマの変更によります。初めて使用するテーマだったので面倒な作業が必要になるかと思いきや、導入したその日のうちに満足できる見栄えのサイトになりました。

今のところ、phpなどテーマファイルを直接いじったりせずに標準のまま使用していますが、自分で作成する司法書士事務所へのウェブサイトとしては十分な出来だと思っています。

今回のリニューアルにかかったのは、WordPressテーマの購入代金3万円弱のみです。同じテーマを使用する方があまり増えるのも問題なのでどこで購入したかは書きませんが、「士業 wordpress テーマ」などで検索すればすぐに見つかるはずです。

このレベルのウェブサイトであっても、業者に頼んだら10万円というわけにはいかないでしょう。WordPressを使用するのが初めての方でも簡単だとはいえないものの、プログラミングをするような難しいことはありませんから、お金をかけずにサイト作成をしたい士業の方なら挑戦してみる価値はあるでしょう。

ただ、同じテーマを使用しているだろう士業の方のサイトを見てみたところ、素人っぽさがだいぶ気になりました。とくにトップページについては、使用する画像の処理や文章量のバランスなど、ある程度の見栄えにするにはそれなりの技術や経験が必要なのだと思います。

2.今後のSEO対策の狙い

今回、ウェブサイトをリニューアルをすることにしたのは、相続登記のキーワードによるSEO対策に力を入れようと思ったのがきっかけです。

どうせSEO対策に力を入れるならば、その前に、このサイト経由で問合せをしてもらえるようなデザインにしたいと考えたからです。いくらSEO対策がうまくいってサイトへのアクセスが増えたとしても、集客に繋がらなければ意味がありません。

WordPressテーマを変えればページ作成の仕方なども少し違ってくるので、先にテーマ変更をおこない、その後にコンテンツ作成に励んでいこうというわけです。

初めてサイトを作成する方には関係ない話になってしまいますが、このウェブサイト(相続登記の相談室)をリニューアルしてSEO対策に力を入れようと思ったのは、現時点でもそれなりの順位をキープしているからです。

たとえば、「相続登記 松戸」でのGoogle検索順位は5位となっています。この検索キーワードでの1位は松戸市のページ、2,3位は当事務所ウェブサイトなので、5位というのは既にそれなりの結果が出ている状況です。

近年は新たにドメインを取得してウェブサイトを公開しても検索順位はなかなか上がってきません。いくら頑張っても個人の力では、「司法書士 松戸」とか「相続登記 松戸市」のような検索ワードで10位以内に入るのはなかなか難しいと思われます。

絶対に無理ということはないとしても、同じように作業しているつもりでもサイト(ドメイン)によって上がったり全く駄目だったり。私が保有している既存のサイトでも、ずるずると順位が落ちてどうにもならないのがいくつもあります。

それならば、既にそれなりの順位にあるサイトをリニューアルして更新していくのが、確実性がある程度高く効果的なSEO対策になるのではないかと。

3.1つのサイトに注力するSEO対策は危険

繰り返しになりますが、サイトによる差は確実にあると思います。同じように作っているつもりであっても、サイトの出来に少しずつ差が生じていることも理由かもしれませんが、それよりも、取得したドメイン名による運みたいなものも大きいと感じます。

かつて別人がそのドメイン名を使用していたとすれば、そのときの評価が影響しているのかもしれません。しかし、それならば誰も使用していたはずがない、たとえば shihoushoshi-takashima-kazuhiro.com というようなドメイン名にすれば、負の遺産を引き継ぐことはないわけですが、それならば確実に上位表示されるとも思えません。

結局は、現在のSEO対策においては、1つのサイトのみに注力するのは危険だとの結論になります。そうかといって、複数のサイト(全く別のドメイン名を使用)を同時に運用していくとしても、全く同じようなサイトを複数作るのも、別の原因から問題が生じそうであり難しいところですが。

それでも、士業がSEO対策による集客を成功させるためには、何とか切り口を変えつつ複数サイトを同時に運用していくような方法を考えるしかないだろうと考えます。1つのサイトに1年、2年と取り組んだとしても、全く成果が得られない可能性だって決して低くないはずです。

そうであれば、複数のサイトを同時に運用してみるとして、全てウェブサイト作成の業者に頼んでいたらお金がいくらあっても足りません。そこで最初に書いたようなWordPressテーマを使用して自分でサイト作成をおこなえるようにする必要があるわけです。

4.相続登記で検索上位を再び目指します

今回ご紹介した「相続登記の相談室」は、「相続登記 松戸」など地域名を絡めたキーワードでの検索順位はそれなりだとしても、「相続登記」の単一ワードでは100位にも入っていません。というより、当事務所運営サイトのどれもが上位表示は果たせていないのが現状です。

かつては(といっても5年とか10年前のレベルでの昔話ですが)、当事務所運営サイトが相続登記の検索結果で1ページ目に入っていたこともあったと記憶しています。当時上位だったサイトのなかで、今でも1ページ目あたりに入っているサイトもあるので、私の努力が足りなかったのだともいえますが。

相続登記が義務化されることをきっかけにして、一時的ではあったとしても相続登記の依頼件数が増加するかもしれません。現時点でも、当事務所へは相続登記の依頼が多いのですが、数年後を見越してさらなる集客をおこなうため、再び検索順位上位を目指しておこうと思った次第です。

結果として、相続登記で1ページ目は無理だったとしても、当事務所運営サイト全体の底上げには繋がるだろうと期待しています。まずは100位以内に入ったらご報告したいと考えております。